2017年3月31日

東武鉄道東上線の50000系5編成に『ももクロ』メンバーのヘッドマークを掲出へ

2017年4月5日より、東武鉄道東上線とアイドルグループ『ももいろクローバーZ』のコラボレーションをPRするために、森林公園検修区所属の50000系(純粋な0番台の車両は9編成)のうち5編成に各メンバーの顔とカラーでデザインされたヘッドマークを掲出して運転することが発表されました。
▲森林公園検修区所属の50000系電車。純粋な0番台の同系列5編成に『ももクロ』メンバーのヘッドマークを掲出して『ももクロ号』として運転されるものと思われる。鉄道ファンだけでなく『モノノフ』(ももいろクローバーZのファン)にとっても一度は見ておきたいだろう。

今回同系列の5編成に掲出されるヘッドマークは池袋(TJ-01)寄りはいずれも『東武東上線にももクロが登場だZ』と書かれたものですが、小川町(TJ-33)寄りは各メンバーの『東武東上線に〇〇〇〇(メンバーの名前)が登場だZ』と書かれたものとなっており、5編成で異なっています。撮影時の楽しみが増えそうですが、全6種類のヘッドマークを集めるには相当時間を要しますね・・・。現在の『ももいろクローバーZ』のメンバーは百田夏菜子(赤色)佐々木彩夏(桃色)有安杏果(緑色)玉井詩織(黄色)高城れに(紫色)の5人で、どの編成にどのメンバーのヘッドマークが掲出されるかは当日までのお楽しみ、ということになりますね。ちなみに快速急行以外の全定期列車が停車するふじみ野(TJ-18)東口が『ももいろクローバーZ駅』に変更されるそうで・・・。

【衝撃の事実!?】小田急電鉄4000形4066Fは東京地下鉄千代田線に直通できない!?

2016年12月20日に新製出場し2017年3月13日から営業運転に投入されている小田急電鉄4000形4066Fですが、現在は10両編成のE運用を中心に使用されています。ちなみにこの編成はなぜか東京地下鉄千代田線・東日本旅客鉄道常磐緩行線に直通できないのです。
▲4000形最新鋭の4066Fに意外な事実が。なんとこの編成は千代田線に直通できないのだ。

実はこの形式には東京地下鉄千代田線に直通するために5号車『サハ4350形』(サハ4351~サハ4365)の転落防止幌付近に誘導無線アンテナが搭載されている(そのアンテナが搭載されている車両の転落防止幌は小さくなっている)のですが、なぜか4066Fの5号車『サハ4366』に限りそれが一切搭載されておらず通常の転落防止幌が装着されているために違和感を覚えたからではないでしょうか。ただしそれを大野総合車両所で搭載する工事を施工すれば他編成と同様に乗り入れは可能となります。そのためかグラスコックピットの運転台には『千代田線入線禁止』のラベルが貼付されており、千代田線直通対応の同形式と区別するためと思われます。そのためにこの最新鋭は誘導無線アンテナが搭載されるまでの当面のあいだは10両編成のE運用(E11~E37、E61~E66)および一部C運用(C11、C12、C22再出庫などの地上運用)に限定されていると考えたほうがよさそうですね。

2017年3月29日

東日本旅客鉄道719系0番台仙センH-10編成・仙センH-13編成が秋田総合車両センターへ

2017年3月28日、東日本旅客鉄道磐越西線向け719系0番台仙センH-10編成とと仙センH-13編成(いずれも盛岡・会津若松方からクモハ719-10+クハ718-10とクモハ719-13+クハ718-13)が所属先の仙台車両センターから秋田総合車両センターまで配給輸送されました。両編成はそのまま入場したものとみられ、今後の動きが注目されます。
▲EF81形133号機とマニ50-2186に導かれ秋田総合車両センターに入場した『あかべぇ』塗装の719系0番台仙センH-10編成と仙センH-13編成(写真手前の2両が『あかべぇ』塗装の719系0番台。ただしいずれも写真とは異なる)。廃車解体の場合は郡山総合車両センターへ向かうため、廃車にはならない可能性がありそう。そのかわり、719系で初の転属車両が登場、となるのだろうか。

両編成はいずれも『あかべぇ』をまとった磐越西線用の719系であり、何らかの改造工事を受けるものと思われます。719系0番台が廃車解体される場合は昨年引退した485系仙センA-1+A-2編成と同じく、通常では郡山総合車両センターに送り込まれるはずです。これを踏まえると他路線への転属の可能性があり、719系で初の転属車両が登場するのでしょうか。ここ最近の719系0番台はE721系1000番台仙センP4-1編成~仙センP4-19編成の新製配置により置き換えが進み、一部編成はすでに廃車されているほか、東北本線陸前山王に隣接する留置線(無架線帯)に留置されており、これらの編成については運用を離脱したものとみられます。また719系0番台の運用範囲も3月4日のダイヤ改正によって限定されるようになり、2017年3月3日まで運用されていた常磐線は701系およびE721系0番台・1000番台での運用となり、東北本線(黒磯~福島~仙台~利府・一ノ関間)・磐越西線(郡山~会津若松、喜多方乗り入れは終了し、E721系に引き継がれている)での運用を残すのみとなっています。ただし全編成が廃車となるわけではなく、元0番台仙センH-27編成から改造された『フルーティアふくしま』の719系700番台仙センS-27編成(会津若松寄りからクモハ719-701+クシ718-701)の連結に対応するために磐越西線で運用される同系列の一部編成を残して廃車になるものとみられます。

東日本旅客鉄道E233系2000番台東マト19編成が総合車両製作所横浜事業所から新製出場

2017年3月28日、東日本旅客鉄道E233系2000番台の増備車となる東マト19編成(取手[JJ-10, JL-32]寄りからクハE233-2019+モハE233-2419+モハE232-2419+サハE233-2219+モハE233-2019+モハE232-2019+サハE233-2019+モハE233-2219+モハE232-2219+クハE232-2019)が総合車両製作所横浜事業所を出場し所属先の松戸車両センターまで自走回送されました。

▲常磐緩行線向けE233系2000番台が東マト18編成以来でなんと約6年ぶりに製造された。2000番台の全編成が前身の旧東急車輛製造の時代から製造されてきたが、総合車両製作所横浜事業所になってから同系列の2000番台が製造されるのは初めてのことである。

▲2017年3月現在も主力車両のE233系2000番台に混ざって運用される209系1000番台。同系列は小田急電鉄小田原線に乗り入れず、走行機器の更新が実施されていないが、今回の増備車で置き換えとなってしまうのだろうか。

E233系2000番台は2009年に207系900番台東マト71編成の置き換えのため東マト1編成、2010年から2011年にかけて203系0番台・100番台の置き換えのため東マト2編成から東マト18編成までが製造されましたが、今回の増備車は小田急電鉄小田原線に乗り入れない『サークルE』となっている209系1000番台の置き換えとなることが予想されています。209系1000番台は基本的に小田原線方面に直通しないK運用に充当されていますが、ダイヤ乱れの場合はその限りではないため、車両交換をするまでの運用上のネックとなっているものとみられます。E233系2000番台の2017年増備車は運用範囲となる東京地下鉄千代田線のホームドア設置対応となる機器とホーム検知装置が新製当初から搭載されています。また製造当初から車内LCD旅客案内表示器が2画面となっているほかは従来編成と同じ車内仕様とみられます(前照灯はなぜかLEDタイプでなくシールドビームのままです)が、車内照明は蛍光灯からLEDタイプに変更されているものと思われます。この編成は千代田線内ホームドア対応準備工事の予備車両確保を目的にしているものとみられますが、今回出場した編成を含めて2編成を製造すれば209系1000番台を置き換えることが可能なので、あと1編成(東マト20編成?)製造される可能性はあり得そうですね・・・。

2017年3月28日

小田急電鉄小田原線愛甲石田(OH35)で昇降バー式ホーム柵の実証実験を開始へ

2017年3月28日、小田急電鉄が2017年夏頃から小田原線愛甲石田(OH35)上り2番ホームにおいて、株式会社高見沢サイバネティックスが開発を進めてきた『昇降バー式ホーム柵』の実証実験を行うと発表しました。


▲愛甲石田の駅名標(現在は写真の交換後のタイプ)と同駅に設置される予定の『昇降バー式ホーム柵』(写真は相模鉄道いずみ野線弥生台[SO-33]で試験していたもの)。

現在のホームドアは新宿(OH01)の4番ホームと5番ホーム(準急・急行・快速急行の乗車ホーム側)にのみ設置されています。また2016年10月には新たに小田原線の代々木八幡(OH04)~梅ヶ丘(OH09)間の6駅に2018年度から2020年度にかけてホームドアの設置を発表しています(ただし代々木八幡ではホーム改良工事とともにホームドア設置および可動式ステップの設置が予定されている)。しかし1駅にホームドアを設置するには膨大なコストがかかるため、現行の新宿4番ホーム・5番ホームに設置されているホームドアよりも低コストで抑えることができる『昇降バー式ホーム柵』を愛甲石田2番ホームの小田原(OH47)寄り3両分(すなわち1号車から3号車の乗車位置)を用いて実証実験を行い、その結果を踏まえて2018年度にホーム改良工事中の代々木八幡と工事中の下北沢(OH07)の緩行線ホームに設置を予定しているホームドアを現在の新宿と同じホームドアとするのか、それとも愛甲石田で試験する昇降バー式ホーム柵とするかを検討していくものと思われます。なお昇降バー式ホーム柵の実証実験を行うのは小田急電鉄では初めてのことです。

なお今回実証実験が行われる昇降バー式ホームドアですが、2013年10月から相模鉄道いずみ野線弥生台の下り1番ホーム横浜(SO-01)寄り1両分および東日本旅客鉄道八高線拝島(JC-55)の上り5番線ホームに設置されいたホーム柵とほぼ同じものです。愛甲石田での実証実験は2018年3月まで行われ、その結果を踏まえたうえで2018年度に設置される代々木八幡および下北沢緩行線ホームに設置されるホームドアが決定されるものと思われます。

★ホームドア設置について★
2017年夏・・・愛甲石田2番ホーム(実証実験)
※この試験でスクリーン式か昇降バー式か決定?
2018年度・・・代々木八幡、下北沢緩行線ホーム
2019年度・・・代々木上原(OH05)1番ホーム・4番ホーム、東北沢(OH06)、世田谷代田(OH08)、梅ヶ丘(OH09)
2020年度・・・下北沢急行線ホーム(現在は各駅停車も使用中のホーム)


※記事を一部更新。写真を追加いたしました。

東京地下鉄6000系6124Fが新木場CRへ廃車回送される

2017年3月27日、東京地下鉄綾瀬検車区所属の6000系6124Fが所属先から千代田線・有楽町線を経由して和光検車区新木場分室に併設された新木場CRまで回送されました。廃車除籍のためと思われます。到着後は解体処分となるのでしょうか。


▲写真の6000系6124Fは平日C13運用を代走したりと珍しく小田原線内各駅停車および準急列車の運用に入ったこともあった。残る同系列は6編成。最盛期の在籍数と比べると約7分の1までに減った。

廃車回送された当日の朝には一旦綾瀬検車区に入庫する平日27S運用に充当され、最終運用は代々木上原(OH05, C-01)発09:25発のB927S列車となりました。一方の16000系は現在のところ16133Fまで増備が進んでいます。これで残る6000系は6102F、6120F、6121F、6122F、6129F、6130Fの6編成(小窓車は6121Fまでの3編成、大窓車は6122Fからの3編成)となりました。

2017年3月27日

東京地下鉄13000系が本格的な営業運転を開始

東京地下鉄日比谷線の新型車両13000系が3月25日の北千住(H-21)10:10発のA1016S列車(土曜休日16S運用)より本格的な営業運転開始しました。
▲ついに営業運転を開始した13000系。営業運転開始前の2016年12月には日比谷線内で特別運転を行うという異例のクリスマスプレゼントもあった。

運用初日は13102Fが充当され、運用開始から夕方までは日比谷線内を往復し夜には東武鉄道スカイツリーラインに乗り入れる運用でした。なお13000系は東武鉄道70000系と同じく4扉車両の7両編成であり、3扉車両で8両編成の03系や20000系列(一部5扉車両あり)と扉の位置が異なるため、運用範囲の各駅には新たに7両編成の乗車位置が設けられるほか、各駅の発車標では『7両』(13000系・70000系)または『8両』(13000系・70000系を除く系列)といった両数表示を出すものとみられます。

2017年3月25日

舞浜ディズニーリゾートラインの2種類の期間限定ライナーが運転終了

2017年3月17日をもって舞浜ディズニーリゾートラインで11号編成(ブルー)と31号編成(パープル)を使用した『ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ・ライナー』が、3月22日をもって41号編成(グリーン)を使用した『アナとエルサのスノークリスタル・ライナー』がそれぞれ運転を終了しました。
▲期間限定ライナー2種類が運転を終了した。11号編成と31号編成がディズニーシー開園15周年のラッピング車両になっていたために、昨年まで11号編成が担当した、アナとエルサのラッピング車両が変更されていた。そのため期間限定ライナーは最多の3編成であった。

最終日はいずれのラッピング車両も深夜までの周回運転となりました。なお同日以降は期間限定ライナーの発表がないため、期間限定ライナーの登場は当面先になるものと思われます。今後はどんな期間限定ライナーが出てくるか楽しみですが、2018年4月にはディズニーランド開園35周年を迎えるため、その限定ライナーが出てくるのか・・・にも注目したいですね。

西武鉄道40000系の営業運転と有料座席指定制列車『S-Train』の運用を開始

2017年3月25日のダイヤ改正時より、西武鉄道小手指車両基地所属の40000系40101F・40102Fが営業運転を開始し、同日より設定された自社の池袋線・西武有楽町線・西武秩父線と東京地下鉄有楽町線(平日のみ)・副都心線、東京急行電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線(土曜休日のみ)を直通する有料座席指定制列車『S-Train』としての定期運用を開始しました。

▲30000系以来となる新型車両40000系が『S-Train』としてついに始動。現段階ではロングシートとクロスシートに転換できる40101F・40102Fの10両2編成のみの在籍であるが、40000系自体はあと6編成の増備が予想されており、全車両ロングシートの編成が登場する可能性もあり得そうだ。

運用初日は40101Fが『S-Train』1号(土曜休日71M運用)に、40102Fが『S-Train』2号(土曜休日72M運用)にそれぞれ充当され、両列車の始発駅である飯能(SI-26)と横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街(MM06)の両駅では出発式が行われました。同系列は着席を目的とした有料座席指定制列車に優先的に充当されることから、同系列に乗車するにはICカードを含む乗車券のほかに指定席券が必要となります。なお指定席券を持たずに『S-Train』に乗車すると乗車直前の指定席料金に追加料金が上乗せされてしまいますので(このシステムは小田急電鉄の特急ロマンスカーや東日本旅客鉄道の普通列車グリーン車と同様)、必ず乗車前に指定席券を購入することをおすすめします。

2017年3月24日

東京急行電鉄が2017年4月21日実施のダイヤ改正の概要を発表

東京急行電鉄が2017年4月21日(土曜休日ダイヤは22日)に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。実施路線は田園都市線・大井町線・世田谷線となっています。
▲田園都市線では早朝の列車増発や初電の繰り上げが実施される。

▲大井町線では列車時刻の変更のみにとどまるが、今後は現行で6000系の6両編成による急行列車を7両編成に増強することが発表されており、一部の急行停車駅ではホーム延伸工事が実施されているようだ。

田園都市線では平日の朝ラッシュ時間帯前におけるオフピーク通勤・通学を推進するため、上りでは長津田(DT-22)始発の初電の004-052レ(平日04K運用:東京急行電鉄車両の運用)は05:05発、渋谷(DT-01,Z-01)05:44着となっていますが、これを約5分繰り上げて05:00発とし、この直後に長津田05:05発の『急行  渋谷』を増発、渋谷への所要時間が最大10分短縮されるほか(渋谷05:34着)、さらに中央林間(DT-27)05:30発の『急行  渋谷』を増発(渋谷06:09着)、平日下りでは渋谷05:46発の『中央林間』(中央林間06:39着、行先方向幕の一部再現のため田園都市線では各駅停車の表示を一切しないことによる)と06:14発の『急行  長津田』(長津田06:45着)を増発します。土曜休日もほぼ同様に、上りでは長津田05:05発の初電の004-052レ(土曜休日04K運用)を約5分繰り上げて05:00発とし、この直後に長津田05:05発の『急行  渋谷』を増発(渋谷05:34着)、下りでは渋谷05:48発の『急行  長津田』(長津田06:17着)を増発します。また鷺沼(DT-14)・二子玉川(DT-07)の初電(前者は003-052レ[平日03K運用・土曜休日03K運用]、ただし平日は久喜[TI-02]、土曜休日は南栗橋[TN-03]行き、後者は002-052レ[平日02K運用・土曜休日02K運用])を約1~2分繰り上げ、利便性を向上させます。また長津田05:05発で設定されている下り初電の005-051レ(平日05K運用・土曜休日05K運用)を平日・土曜休日ともに約3分繰り上げて05:02発とします。大井町線では一部列車の発着時刻変更のみ、世田谷線では雪が谷検車区上町班出庫による上り初電の002-042レ(平日02運用)・003-042レ(土曜休日03運用)の上町(SG-06)04:57発を約2分繰り上げます。
▲大井町線の急行列車といえばこの6000系が充当されるが、平日ダイヤで予備が1本、土曜休日ダイヤで予備車両がなく、同系列の検査入場時などによる車両不足で本来は田園都市線の高津(DT-09)・二子新地(DT-08)に停車する青各駅停車および両駅を通過する緑各駅停車オンリーで運用される5両編成の9000系が代走したこともあった。

大井町線といえば2008年3月から急行専用車両の6000系6両編成による急行が全線で運転されていますが、利便性向上の一方で混雑率が増加しているため、混雑緩和や更なる利便性向上を目的に大井町線の急行列車を現行の6両編成から7両編成に変更・増強することが発表されましたね。そのため大井町(OM-01)、旗の台(OM-06)、自由が丘(OM-10)ではホーム延伸工事が実施されています(ただし溝の口[DT-10,OM-16]・二子玉川では並行する田園都市線に合わせて10両編成分、大岡山[OM-08,MG-06]は並行する目黒線に合わせて8両編成分と有効長が長めにとられているため工事が不要と思われる)。こうなると6000系は仕様の異なる中間車(電動車か付随車かは不明ですが、6編成分の合計6両)を増備して一部の車両を改番する必要が出てきますね・・・(クハ6600はおそらくクハ6700に改番か)。

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2017.03.24 リニューアル車の1000形1064Fを観察~

本日3月24日は別件の用事のため小田急電鉄小田原線を撮影。

1000形1051F+1251F。1030レ(平日E11運用)。まずは伊勢原(OH36)で上り列車を撮影。

1000形1096F(元1052F+元1252F)。1032レ(平日E35運用)。私はこのあと1000形1094Fの4006レ(平日E31運用)に乗りました。続いては本厚木(OH34)にて下り列車(各駅停車を除く)を撮影。

ロマンスカー『EXEα』30000形30051F+30251F。0367レ(平日N43N63運用)。現在のところ運用表通りに運用されている『EXEα』。実は私は22日に0371レ(平日N43N63運用)でリニューアル後の同編成に初めて乗りました。ドアランプが新たに設置され、ドアチャイムが東日本旅客鉄道E129系と同じ2打式(同系列は半自動ドア扱いのとき、言い換えれば1000形リニューアル車の3打式ドアチャイムのうち1打分を減らしたもの)となっていたほか、ロマンスカー『MSE』60000形の増備車と同じく旅客用扉に減圧機能つきの空気式ドアエンジンが採用されました。日本車両製造に入場した30052Fと30252Fも出場時にはこの姿になりそうですね。

8000形8064F+8264F。1213レ(平日E30運用)。続いては8000形8052F+8252Fの1220レ(平日E15運用)に乗って相模大野(OH28)で下車し、大野総合車両所敷地外へ移動。

ここではリニューアル更新工事を受けた1000形1064Fの様子を観察してきました。制御車の台車は交換前だったので重要部検査をこれから通すものと思われます。

リニューアルに伴って連結器は2段化され、前照灯のLED化を確認。ただし小田急電鉄のブランドロゴマークは貼付されていませんでした。

リニューアル更新工事を受けた1000形1064F(写真左側)の隣の車庫にはなぜか1000形の中間車が見えました。運用を離脱している10両固定編成の1091Fのものと思われます。リニューアル後は連結部分の両脇の窓が封鎖されるので、リニューアル前の1000形の中間車を連結面から見るとは思いもしませんでした。

このほかに4000形4062F(写真左側)とロマンスカー『EXE』30000形の4両編成が入場中でした。

1000形リニューアル車両は今回の1064Fで4両4編成(1057F・1063F・1064F・1066F)と10両2編成(1095F[元1056F+元1256F]・1096F[元1052F+元1252F])となりました。ただし1064Fは2017年度のリニューアル編成となることから、同年度の1000形のリニューアル施工両数が気になるところ。

1000形1064Fは番号を変えずにリニューアルとなったので、3000形3次車以降の編成と連結しての運用復帰の可能性があるでしょうか。ちなみに4両リニューアル車の組み合わせですが、1057Fは3000形3270F(5次車)、1063Fは3000形3277F(7次車)、1066Fは3000形3264F(3次車)と連結してそれぞれ運用されています(本日は1057Fを平日E23運用、1063Fを平日E20運用、1066Fを平日E18運用でそれぞれ確認)。

リニューアル後の1064Fを観察をしていると1000形1067Fの姿が。今朝は1255Fと連結して平日E28運用(1019レで確認)で運用され、大野総合車両所に一時入庫していたのですが、そのときに切り離れたようです(ただ一時的開放で元に戻る可能性も否定できませんが・・・)。これにて撮影は以上です。

2017年3月23日

元京成電鉄3000形3738編成が『北総鉄道(千葉ニュータウン鉄道)9800形9808編成』に

2017年3月20日に引退した北総鉄道9000形9018編成(京成上野[KS-01]・西馬込[A-01]寄りから9018+9017+9016+9015+9014+9013+9012+9011)の代替として、北総鉄道(千葉ニュータウン鉄道)9800形9808編成(京成上野・西馬込寄りから9808+9807+9806+9805+9804+9803+9802+9801)が導入され3月21日より営業運転に入っています。
▲千葉ニュータウン鉄道に導入された9800形9808編成は写真の元京成電鉄3700形3738編成の帯を赤色と青色から千葉ニュータウン鉄道の黄色と水色に変更して改番したものである。
▲3月20日の特別運転をもって惜しまれつつ引退した北総鉄道(千葉ニュータウン鉄道)9000形9018編成。先に引退した9008編成は9200形9201編成の新造投入で置き換えられたが、9018編成は元京成電鉄3700形3738編成をリースして、『9800形9808編成』として9000形9018編成を置き換えた。

この9800形は元京成電鉄3700形2次車の3738編成(旧東急車輛製造:京成上野・西馬込寄りから3738+3737+3736+3735+3734+3733+3732+3731)の帯を赤色と青色から黄色と水色に変更し京成上野寄りが『9808』(元3738)、成田空港(KS-42)寄りが『9801』(元3731)となるように改番されたものです。運用開始の21日は平日31N運用の再出庫(印西牧の原[HS-13]21:02発)より充当され、9200形9201編成と同様に1編成のみの存在となっています。元京成電鉄3700形3738編成のリースによる穴埋めは3000形の8両編成増備車(3033編成・3035編成)によってまかなわれているものと思われます。

★京成電鉄3700形のリース車について★
北総鉄道7300形7801編成・7818編成・・・元京成電鉄3700形3808編成・3748編成
北総鉄道9800形9801編成・・・元京成電鉄3700形3738編成

2017年3月22日

【速報】小田急電鉄2000形2059Fの種別行先案内表示器がフルカラーLED式に

2017年3月22日の平日B12運用(6504レ~)より、小田急電鉄2000形2059F(小田原[OH47]寄りからクハ2459+デハ2409+デハ2309+サハ2259+サハ2159+デハ2109+デハ2009+クハ2059)の種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に更新されていることが確認されました。
▲就役当初は全9編成がロイヤルブルー帯で3色LED式だった2000形。最後までこの組み合わせで残っていた2059Fの種別行先案内表示器が3色LED式からフルカラーLED式に変更され、ついにその組み合わせが消滅した。ただし3色LED式で残るのはインペリアルブルー帯の2058Fである。

これにより一時的にロイヤルブルー帯とフルカラーLED式の種別行先案内表示器の組み合わせが復活することとなります。ちなみに種別行先案内表示器が3色LED式で唯一残っている2058Fは帯がインペリアルブルー帯となっており、種別行先案内表示器のフルカラーLED式への更新は時間の問題と思われます。私は実はフルカラーLED式となった2059Fを6525レ(平日B12運用)で確認、帯がロイヤルブルー帯のままだったので違和感を覚えましたが、番号を確認したら『2059』とあったので、本当に2059Fで種別行先案内表示器のフルカラーLED化が実施されていたと判明したのでした。私は1032レ(平日E35運用)の3000形3094Fに乗車中に玉川学園前(OH26)にて確認したので前面部のみ確認済みですが、側面部にも実施されているものと思われます。

小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30052Fが日本車両製造豊川製作所へ

2017年3月21日の終電後から22日にかけて、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』の30000形30052Fが所属先である海老名検車区から日本車両製造豊川製作所まで甲種輸送され入場しました。先に入場した30252Fと同じようにリニューアル工事を受けて『EXEα』になるものと思われます。
▲ロマンスカー『EXE』の30000形30052F(写真の手前4両)も相方の30252Fのあとを追うように日本車両製造へ入場した。こちらも人身事故に遭った衝撃で前面部のへこみがみられた。

今回入場した30052Fと30052Fは来年度(2017年度)の事業計画における同形式のリニューアルの対象編成と思われます。同編成は日本車両製造にて30051F+30251Fと同様の改造を受けるものとみられ、3号車(サハ30452)と9号車上り方(デハ30002)の電動車化(3号車はデハ30402に変更、9号車は上り方の付随台車を電動台車に変更)などが実施されるようです。

2017年3月17日

東京急行電鉄田園都市線に新型車両『2020系』を導入へ

2017年3月17日、東京急行電鉄が2018年春に田園都市線向けの新型車両『2020系』を導入すると発表しました。田園都市線では2017年3月現在でも8500系が主力車両となっており、これらの車両を2020系によって置き換えていくものと思われます。
▲田園都市線の主力車両である8500系。現在では長津田検車区に10両24編成(8606F・8614F~8617F・8619F~8623F・8625F~8637F・8642F)が在籍する。なかには東武鉄道スカイツリーラインに直通しない『サークルK』の編成が存在する(8606F・8642Fのみ)。
▲本来は8500系の置き換えのために増備されるはずだった2代目5000系だが5101F~5117F・5120Fの18編成にとどまり、5118F・5119F・5121F・5122Fが東横線の元住吉検車区に転属するなど8500系の置き換えムードは一気にしぼんでいった。

新型車両2020系は2018年春に10両固定編成3本(30両:編成予想は『2021F』『2022F』『2023F』)が導入されますが、それ以降も増備を予定しているため、主力車両の8500系だけでなく、2編成のみの8090・8590系(8694F・8695F)や3編成のみの2000系(2001F・2002F・2003F)にも気をつけたいところではありますね。2020系の車内では東京急行電鉄では初となる空気清浄機『ナノイー』が設置され、座席は田園都市線5000系の新製4扉付随車(6扉車置き換えの付随車)や東横線の5000・5050系5177Fと同じくハイバック仕様とし、袖仕切り板や扉横の手すりの形状変更、荷棚の高さ変更、田園都市線の5000系や東横線の5177Fと同じくフリースペース(ただし車椅子やベビーカーも使用可能)を全車両に設置、17インチワイドの車内LCD旅客案内表示器のほか東日本旅客鉄道E235系と同じく広告媒体にデジタルサイネージを配置、車内防犯カメラが設置されるほか、車外では前照灯・車内照明や尾灯のLED化、次世代半導体素子を用いる制御装置(例:SiC素子など)を採用するようです。製造は総合車両製作所横浜事業所になるものと思われ、5000系の導入の際にほとんど進まなかった8500系の本格的な置き換えがこの『2020系』の導入によって実現するのでしょうか。今後の動きに注目です。

東日本旅客鉄道南武線の珍車E233系8500番台に出会う

3月17日の午前は大学だったものの午後は撮影へ。東日本旅客鉄道南武線の武蔵新城(JN-09)へ向かいました。武蔵新城の撮影は一体いつ以来だろうか・・・(205系0番台・1200番台と209系0番台・2200番台からE233系8000番台へ置き換えが進行していたとき以来なのは確かですが)。

E233系8000番台横ナハN19編成。4256F列車(平日57F運用)。

E233系8000番台横ナハN3編成。1234F列車(平日35F運用)。ここまでは至って普通のE233系8000番台ですね。

E233系8500番台横ナハN36編成。1244F列車(平日45F運用)。昨日発生した津田山(JN-11)での人身事故に巻き込まれた南武線開業90周年ヘッドマーク車のE233系8000番台横ナハN1編成に出会えなかった代わりになんと珍車のE233系8500番台に出会いました。元0番台八トタ青670編成からの改造車であり、従来の8000番台とは仕様が異なります。

この編成に少しだけ乗車。車番ですが、改造種車である編成の元の車番ステッカーの上に改造後の車番ステッカーが貼り付けられていました(写真は6号車クハE232-8528[元クハE232-528]のものですが・・・)。

そして武蔵中原(JN-08)で折り返しの1345F列車(平日45F運用)を撮って終了としました。元0番台から改造された珍車に今後も目が離せませんね。

※おまけ※

おまけは乗り換えで利用した武蔵溝ノ口(JN-10)。駅名標がひらがなタイプから新型タイプに交換され、なんと駅ナンバリング『JN-10』が施されていました。なお同駅以北では現時点で駅ナンバリングは確認されていません。

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2017.03.17 4000形最新鋭を撮る~

本日3月17日は小田急電鉄小田原線を伊勢原(OH36)にて。

1000形1051F+1251F。4006レ(平日E31運用)。1051Fは重要部検査明けのためか、きれいになっていました。なお今回は乗る列車をあえてずらしました。

4000形4066F。1017レ(平日E20運用)。今回のお目当て、4000形最新鋭をようやく営業運転で撮ることができました。私は後続の1000形1092Fの1034レ(平日E63運用)で移動しました。

東京地下鉄13000系、2017年3月25日に営業運転を開始へ

東京地下鉄では日比谷線に投入される新型車両13000系の本格的な営業運転について、3月25日より開始すると発表しました。なお同系列は2016年12月23日から25日に霞ヶ関(H-06)~南千住(H-20)を1往復する特別運転を実施していました。
▲3月25日から本格始動する13000系。銀座線1000系と同じくホームドアの導入により停車時分が増えるため、運用数が増えることを考慮して、すでに落成した編成を含めて03系よりも2編成多い44編成(13144Fまで)が近畿車輛にて製造される予定。

日比谷線内では13101Fを中心に、普段は入線しない東京急行電鉄東横線・大井町線・田園都市線(こちらは鷺沼検車区での検査入場などを考慮)、東武鉄道スカイツリーラインといった同系列の乗り入れ先の路線では13102Fを中心に試運転を実施していたほか、昨年12月には13101Fを使用して実際の営業運転さながらに一足早く乗客を乗せて特別運転を行ったりしていました。なお2月以降はあまり動きがみられませんでした。なお13000系は東武鉄道70000系と同じく4扉車両の7両編成であり、03系(こちらは3扉車両の8両編成、一部5扉車両あり)や東武鉄道20000系列(一部5扉車両あり)と扉の位置が異なるため、運用範囲の各駅(日比谷線全駅)には7両編成の乗車位置が設けられるほか、各駅の発車標では『7両』(13000系・70000系)または『8両』(13000系・70000系を除く系列)といった両数表示を出すようです。

2017年3月15日

東日本旅客鉄道E233系8500番台横ナハN36編成が南武線での営業運転を開始

2017年3月15日の513F列車(平日13F運用  武蔵中原[JN-08]05:41発)より、東日本旅客鉄道E233系0番台八トタ青670編成(クハE233-70以下6両)に南武線向け転用改造工事を施して改番されたE233系8500番台横ナハN36編成(クハE233-8570以下6両)が同線での営業運転を開始しました。
▲中原電車区に新製配置された生え抜きのE233系8000番台に元0番台から改造された8500番台横ナハN36編成(写真)が仲間入りした。この編成には座席モケットや半自動ドアスイッチなど0番台仕様が一部で残っていることから、異端車両として今後もファンからの注目を集めそうだ

同編成が南武線向けに導入された経緯として、総合車両製作所新津事業所で製造されたE233系8000番台35編成が205系0番台・1200番台および209系0番台・2200番台をすべて置き換えるために投入されたものの、当時の209系0番台宮ウラ24編成のうち6両から改造された209系2200番台横ナハ53編成(クハ209-2202以下6両)が同線に残存していたことから、その編成をE233系の6両固定編成で置き換えるため、8000番台と同じ編成形態を組む青梅線・五日市線向けE233系0番台のうち、2008年に当時の東急車輛製造で製造されたラストナンバーの元八トタ青670編成に南武線向け転用改造工事を施したものです。このため種別行先案内表示器のROM更新(英語併記対応)が施工されているほか、車内LCD旅客案内表示器が15インチ2画面から17インチのワイド2画面に変更されていたり、8000番台と同じくWiMAXアンテナが設置されるなど、一部仕様が8000番台に合わせるような改造がなされています。しかしながら列車番号表示器の位置が異なる、半自動ドアスイッチ自体が残されている、座席モケットは中央線・青梅線・五日市線時代のままであるなど、改造種車の0番台仕様が随所に残されています。ただし全35編成が総合車両製作所新津事業所で製造された生え抜きの8000番台と異なり、8500番台は旧東急車輛製造で製造されており、トップナンバーの横ナハN1編成よりも約6年も前に早く落成しています。

ちなみに南武線では2017年3月4日のダイヤ改正で各駅停車と快速との接続駅(待避駅)が変更され、下りは平日では稲城長沼(JN-18)、土曜休日では武蔵中原と稲城長沼(JN-18)の両駅、上りは平日・土曜休日ともに登戸(JN-14)に変更され、快速の所要時間が少し短縮されているようです。

相模鉄道で『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』を運転へ

2017年12月18日に相鉄グループ創立100周年を迎える記念事業として相模鉄道が2017年4月上旬から2018年3月下旬までの約1年間の予定で相模鉄道本線・いずみ野線全線で『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』が運転されることが発表されました。
▲『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』のラッピング車両の当該車両はプレスリリースでは写真の11000系11002Fが使用されたものとなっている。
▲『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』にも『そうにゃん』の形をしたつり革が設置される。

『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』では現役車種である新旧7000系(こちらは検測車両のモヤ700形を含む)、8000系(初代塗装と2代目塗装)、9000系(初代塗装・2代目塗装・3代目塗装『YOKOHAMA NAVYBLUE』まで)、10000系(初代塗装と2代目塗装)、11000系の各系列が車体側面部にラッピングされるほか、4代目『そうにゃんトレイン』の11004Fと同じく、車内の一部には『そうにゃん』の形をした特製オリジナルつり革が設置されます。また相鉄バスについても営業路線で『SOTETSU 100th IMA MUKASHI BUS』と称して6台のバスの左側面部(つまり乗降扉のある方)にラッピングを施して『そうにゃん』のつり革を設置したうえで『SOTETSU 100th IMA MUKASHI TRAIN』よりも一足早く運行を開始し、こちらは約1年間運行されます。

2017年3月14日

小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30252Fが日本車両製造豊川製作所へ

2017年3月14日、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30252F(箱根湯本[OH51]寄りからクハ30552+デハ30502+サハ30452+サハ30352+デハ30202+クハ30252)が日本車両製造豊川製作所に入場するため甲種輸送されました。この編成は2月28日の平日N44N64運用をもって営業運転を離脱し海老名検車区に留置されていました。
▲本厚木(OH34)に進入する『EXE』の30000形30052F+30252F。このうちの30252Fがリニューアルのために日本車両製造豊川製作所に入場した。先頭車前面部に人身事故の衝撃でへこんだ跡が見られた。昨年は厚木市・海老名市出身の音楽グループ『いきものがかり』の地元凱旋ライブに向けた特別団体専用列車などに充当されていた。
▲『EXE』から『EXEα』に生まれ変わり3月1日の『はこね41号』(0041レ:平日N46N66運用)で復帰した30000形30051F+30251F。甲種輸送で日本車両製造豊川製作所に入場した30252Fもこのような姿になって帰ってくるのだろうか。

この編成は日本車両製造豊川製作所にてリニューアル更新工事を受けるためと思われ、『EXE』から『EXEα』に生まれ変わった30051F+30251Fと同じ工事内容になるものとみられます。なお相方の30052Fに関しても海老名検車区に留置された状態であり、こちらも『EXEα』へリニューアルするために日本車両製造豊川製作所へ入場するものとみられます。なお13日終電後の小田原線内でリニューアル前の30252Fを牽引したのは1000形1254Fでした。

小田急電鉄4000形最新鋭の4066Fが営業運転を開始

2016年12月20日に総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、2017年1月17日から20日にかけて小田急電鉄小田原線内で性能確認試運転を行っていた4000形4066Fが3月13日の平日E16運用の再出庫(成城学園前[OH14]18:22発の6649レ)より営業運転を開始しました。
▲約4年ぶりに増備された最新鋭の4000形4066Fがついに営業運転を開始した。同形式には固定運用となる10両編成のC運用が存在するものの、本日14日は海老名検車区出庫で順当に平日E17運用に入ったことから、当面は10両編成のE運用に入るものと思われる

この編成は製造当初から前面部の種別行先案内表示器のROM更新対応化や乗り入れ先の東京地下鉄千代田線内のホームドア設置に対応する機器が設置されているほか、4065Fまでの各編成では両先頭車にのみ設置されていた車椅子スペース兼ベビーカースペースが4066Fでは中間車(6号車のデハ4316と7号車のデハ4216)にも追加設置されています。また同形式では製造当初から前照灯がLED化されているほか(ただし千代田線内ホームドア設置に対応する機器の設置改造工事が施工された4060Fの前照灯もLED式になっている)、運転台は同形式で初めてとなる計器類がすべて画面に集約されたグラスコックピット式とされました(こちらは改造工事が施工された4060Fでも確認済み)。これで4000形は10両16編成(計160両)の陣容となり、これは8000形と同じ在籍両数(ただし同形式は6両16編成、4両16編成である)となります。

【4066Fの運用推移状況】
13日:平日E16運用(6649レのみ)
14日:平日E17運用(1016レ4205レ

本日は平日E17運用で運用されているため、明日以降は以下の運用のいずれかとなります。太字はもしも順当に流れた場合の運用を示しています。
15日:平日C11運用・平日E16運用(1515レ1514レ)・平日E18運用・平日E32運用・平日E37運用

2017年3月13日

東京地下鉄01系が約33年間の営業運転を終了

2017年3月10日のB1403列車(平日03運用)をもって東京地下鉄銀座線の最後の01系01-130Fが同線内での営業運転を終了しました。これにより3月13日以降は全定期列車が1000系となります。
▲銀座線の01系が定期運用を終え、3月12日の臨時列車でラストランとなった(ただし動態保存車両の01-101Fの3両を除く)。

同系列は営団地下鉄時代の5000系や6000系(ただし一部はいまだに現役で稼働中)といった、『X000系』シリーズから新たに『0X系』シリーズの系列名を採用し、丸ノ内線向け02系、日比谷線向け03系、東西線向け05系、千代田線向け06系(引退済み)、有楽町線(引退済み)・東西線向け07系、半蔵門線向け08系といった各系列に普及しました。最盛期には6両38編成(合計228両)が投入され、01-137Fは三菱電機製IGBT素子(2011年12月からはモハ01-237のみ三菱電機製SiC素子)、01-138Fは東芝IGBT素子(モハ01-238のみPMSMモーター)のVVVFインバータ制御車両も存在していました。最後まで残っていた01-130Fは2017年1月1日から『くまモン』ラッピング電車として2月24日まで運転されていました(写真)。