2017年4月30日

京王電鉄が2017年度事業計画を発表

2017年4月28日、京王電鉄が2017年度事業計画を発表しました。投資額は昨年度より約110億円増えて約293億円です。【車両面】と【設備面】に分けてご紹介します。

【車両面】
▲京王電鉄の座席指定列車に使用する新型車両である2代目5000系電車が登場する。総合車両製作所横浜事業所で製造されるものと思われ、10両5編成(50両)が導入される。愛称は現在のところホームページで投票を受けつけている。
▲車両のリニューアルが実施される本線系統の8000系と井の頭線の1000系。前者については8両固定編成で8722Fに初めて施工されたが、今年はどのくらいの両数が対象となるのだろうか。
▲車内LCD旅客案内表示器が2画面に増強される本線系統の7000系と9000系。井の頭線の1000系はリニューアル更新工事とともに車内LCD旅客案内表示器を2画面設置する。

車両面では座席指定列車向けの新型車両である2代目5000系を製造、2017年9月からは通常の営業列車で運用を開始する予定です。さらに本線系統の8000系の10両2編成と8両1編成の28両、井の頭線の1000系初期編成の5両3編成の15両をリニューアルし、VVVFインバータ装置を新型に更新して運転用電力の削減を図ります。リニューアル後の10両固定編成では日立製作所製IGBT素子、8両固定編成では東芝製IGBT素子(PMSMモーター)に更新されます。

【設備面】

▲新宿(KO-01, S-01)などに設置されているホームドア。今年度は同駅新線ホーム、井の頭線の渋谷(IN-01)に設置される。
▲笹塚(KO-04)に設置されているフルカラーLED式の発車標。今年度は同駅新線ホーム、明大前(KO-06, IN-08)の井の頭線ホーム、相模原線の京王永山(KO-40)でこのタイプに更新される。

設備面では本線笹塚から仙川(KO-13)にかけての連続立体交差事業の継続のほか、井の頭線の明大前~永福町(IN-09)に上り方面から下り方面に転線できる折り返し線を設置し、明大前以南での人身事故などで運転を見合わせた際に現行では永福町で吉祥寺(IN-17)方面への折り返しとなり、京王本線と接続する明大前まで移動することができませんでしたが、それをできるように変更するものとみられます。ホームドアは今年度では新線新宿と渋谷の両駅に設置されるほか、発車標は新線新宿、明大前(井の頭線ホーム)、京王永山の各駅でフルカラーLED(マルチカラー)式に更新されます。また駅や本線系統の車両のLED照明への変更を推進します。なお新造の5000系には車上蓄電池システムを搭載します。

東武鉄道が2017年度事業計画を発表

2017年4月28日、東武鉄道が2017年度事業計画を発表しました。投資額は約345億円です。【車両面】と【設備面】に分けてご紹介します。

【車両面】
▲東京地下鉄日比谷線直通向けの新型車両70000系電車。今年度はすでに新製された3編成を含めた10編成(70両)が投入され、2019年度までに22編成(154両)を導入する予定だ。

▲東武鉄道の軌道検測車は100系の塗装とそっくりであるが、今年度はこの車両を新型に更新へ。

車両面では東京地下鉄13000系とほぼ同一仕様で製造された日比谷線直通列車向けの新型車両70000系電車を営業運転に投入、今年度は7両10編成(70両:71701F~71710F)を導入し、従来の20000系列を順次置き換えていくものと思われます。2019年度までの投入数は22編成(~71722F)で20000系列よりも2編成少なくなっています(20000系列は合計で24編成が在籍するが一部保留車となっている)。一方で東武鉄道の軌道検測車は今年度は新型タイプに更新するようです。また下今市(TN-23)~鬼怒川温泉(TN-56)間で北海道旅客鉄道から借り受けた蒸気機関車のC11形207号機と四国旅客鉄道から客車6両と日本貨物鉄道および西日本旅客鉄道から譲り受けた車掌車を用いた『SL大樹』が8月10日から運用を開始します。

【設備面】

▲東上線和光市(TJ-11)1番ホーム・4番ホームに設置されたホームドア(停車中の車両は9000系9101F)。今年度は川越(TJ-21)での整備が完了するほか、池袋(TJ-01)、朝霞(TJ-12)、志木(TJ-14)の各駅での整備に入る。

設備面では高架化事業が進められており、引き続き竹ノ塚(TS-14)付近、清水公園(TD-15)~梅郷(TD-18)間の高架化工事(竹ノ塚では下り急行線のみ完了)、逆井(TD-27)~六実(TD-29)間の複線化工事のほか、新たに曳舟(TS-04)~とうきょうスカイツリー(TS-02)間にある踏切除却のための高架化工事の着手に入ります。ホームドアは今年度では川越での整備完了することになっており、新たに池袋、朝霞、志木の各駅でのホームドア整備に入ります。2020年度までには1日の利用者が10万人以上の押上(TS-03)、北千住(TS-09)の3階ホーム(日比谷線直通列車が使用)、新越谷(TS-20)、北越谷(TS-22)の8駅で整備を予定しており、2021年度以降はとうきょうスカイツリー、北千住の1階ホーム(浅草[TS-01]発着列車や半蔵門線直通列車が使用)、小菅(TS-10)~蒲生(TS-19)の各駅、越谷(TS-21)、北池袋(TJ-02)~成増(TJ-10)の各駅、朝霞台(TJ-13)、大宮(TD-01)での整備を推進します。

東日本旅客鉄道が2017年度事業計画を発表

2017年4月28日、東日本旅客鉄道が2017年度事業計画を発表しました。投資額は昨年度よりも約280億円増えて約4550億円です。今回は新幹線についての記述がほとんどないため、【車両面】と【設備面】に分けて紹介します。

【車両面】
▲車両面では山手線向けにE235系の量産車15編成(東トウ02編成~東トウ16編成)が投入され、従来から使用されてきたE231系500番台を中央・総武線向けに転出させる。最終的には2020年春までにE231系500番台よりも2編成少ない11両50編成(550両)が投入される予定だ。
▲新たに投入されるクルーズトレインの『TRAIN SUITE 四季島』(写真はE001-5+E001-6+E001-7を除く7両の甲種輸送時の様子)。上野(JU-02)では新設される13.5番線で客扱いを行うようだ。

▲新津運輸区に留置されている気動車(2013年9月撮影。左端の車両がキハ100形・キハ110形である以外はすべてキハ40形・キハ47形・キハ48形である)。

車両面ではE235系量産先行車(東トウ01編成)から一部仕様変更をした量産車を15編成(東トウ16編成まで)投入し、E231系500番台の置き換えを進めるほか、新型クルーズトレインの『TRAIN SUITE 四季島』(10両)を営業運転に投入するほか、新潟地区を中心に活躍するキハ40形・キハ47形・キハ48形の置き換えのための新型気動車を投入するようです。

【設備面】

▲山手線では大規模改良予定駅を除く各駅に設置されているホームドア(写真は山手線の品川[JY-25]にて)。京浜東北線の赤羽(JK-38)の1番線・2番線にも設置されており、今年度は鶴見(JK-15)、大井町(JK-19)、上野(JK-30)、浦和(JK-43)、さいたま新都心(JK-46)の各駅に設置される。
▲東日本大震災で被災した常磐線で運用されるE531系(水カツ)。被災線区における復旧工事を推進し、2017年10月には竜田~富岡間での運転再開の予定である。それ以前には運転再開に向けた試運転が実施されるだろう。

設備面では首都圏エリアにおける駅ナンバリングのほか、京浜東北線5駅へのホームドア設置、山手線と京浜東北線が停車する予定の新駅(JY-26, JK-21)の設置工事を進めるほか、東日本大震災で被災した線区の復旧工事を進めます。さらには一部新幹線車両に車内防犯カメラを設置するほか、ケーブル火災の事件などを受けてか駅や車両留置場所や線路沿線や電気関係設備などのセキュリティ強化を図ります。

2017年4月29日

小田急電鉄が2017年度事業計画を発表

2017年4月28日、小田急電鉄が2017年度事業計画の概要を発表しました。投資額は約336億円です。今回は【車両面】と【設備面】に分けてご紹介します。

【車両面】
▲今年度の新造車両は新型ロマンスカー70000形(7両2編成[14両]:愛称未定)で日本車両製造豊川製作所が製造を担当するものと思われる。こうなると最古参の『LSE』7000形7003F・7004Fは来年3月で引退となる。またロマンスカー『EXE』30000形のリニューアル更新工事が引き続き実施され、今年度は日本車両製造豊川製作所に入場中の30052F+30252Fが該当とみられる。
▲通勤形電車では引き続き1000形のリニューアル更新工事が実施される。昨年度は元6両編成と元4両編成を10両固定編成に改造するという初のケースで、1095F(元1056F+元1256F)・1096F(元1052F+元1252F)に施工されたが、今年度はすでに1064Fに施工されている。さらに3000形の中間車両が約6年ぶりに増備され、既存の8両固定編成に組み込んで10両固定編成化することを発表した。

昨年度は車両のリニューアルを中心に行われ、ロマンスカー『EXE』から『EXEα』となった30000形30051F+30251F、1000形では初のケースとなる元6両編成と元4両編成を10両固定編成に大規模改造した1095F(元1056F+元1256F)と1096F(元1052F+元1252F)が該当となりました。新造車両は4000形4066Fにとどまりました。今年度は新型ロマンスカー70000形(7両2編成[計14両]:予想は70001F・70002F)が製造されるほか、ロマンスカー『EXE』30000形のリニューアルが引き続き実施されます。前者については2編成とも日本車両製造豊川製作所にて製造されるものと思われます。後者については現時点で日本車両製造豊川製作所に入場中の30000形30052F+30252Fが対象と思われます。通勤形車両の1000形については今年度も引き続きリニューアル更新工事が実施されますが、すでにリニューアル更新工事が完了した4両編成の1064Fが3000形3264F(日本車両製造3次車)と組んで運用復帰していますので、どの編成が次のリニューアル対象となるかに注目が集まっています。また3000形の中間車両が3095F(元3279F)の4号車から7号車にあたるデハ3345・デハ3245・サハ3295・サハ3195以来で約6年ぶりに製造され既存の6両固定編成ではなく、8両固定編成に組み込んで10両固定編成化することを発表しました。なお1000形とロマンスカー『EXE』30000形のリニューアルや3000形の中間車増備における具体的な両数については一切言及がありませんでした。車両の検査時期などが関係しているものと思われます。

ここからは3000形の中間車組み込みによる10両固定編成化の予想になります。あくまで参考程度にお読みください。同形式の10両固定編成化については、4月29日時点で定期運用から離脱している3000形3665F(日本車両製造7次車)が対象になるものとみており、新たに組み込む中間車両は新2号車および新3号車にあたる車両と推測します。これは8両固定編成である3665Fの電動車と付随車の比率(MT比)や付随車に簡易運転台を備えていることによるものであり、新製当初の同形式は6両固定編成(当時の3251F~3282F)と8両固定編成(3651F~3665F)しかなく、MT比はいずれも3M3Tと4M4Tで1:1と揃えるため(2011年に9次車にあたる電動車・付随車2両ずつの4両を組み込み登場した10両固定編成[3091F~3095F]もそれに倣うため5M5T。1次車・2次車の中間車両は電動車だが、2号車『デハ3500』と4号車『デハ3300』の下り方は付随台車である)、今年度分は8両固定編成に新造車両2両を組み込み10両固定編成とするため、単独の電動車と付随車にあたる車両、すなわち新2号車と新3号車を川崎重工業兵庫工場で製造するものとみています。ちなみに新造される中間車両は既存の3665Fの車内LCD旅客案内表示器が『小田急TV』対応で2画面化されていることやVVVFインバータの全密閉モーター化が実施されていることを考慮すると、9次車をベースに一部の仕様を変更して、車内LCD旅客案内表示器を新製当初から2画面とした10次車になるものと考えられます。改造種車となる3665Fには現存する10両固定編成(つまり元3280Fの3091F、元3281Fの3092F、元3282Fの3093F、元3278Fの3094F、元3279Fの3095F)の続番となる新『3096F』が充てられるものと思われます。新たに組み込まれる中間車両は新2号車の『デハ3446』と新3号車の『サハ3396』とみられ、既存の3665Fは改番となり1号車の『クハ3965』は『クハ3496』に、2号車の『デハ3915』は新4号車の『デハ3346』、3号車の『デハ3815』は新5号車の『デハ3246』、4号車の『サハ3865』は新6号車の『サハ3296』、5号車の『サハ3765』は新7号車の『サハ3196』、6号車の『デハ3715』は新8号車の『デハ3146』、7号車の『デハ3615』は新9号車の『デハ3046』、8号車の『クハ3665』は新10号車の『クハ3096』にそれぞれなるものと思われます。こうなると同じ7次車で8両固定編成を組む3664Fの動きが注目されます。

★3000形3665Fに中間増備車2両(10次車)を組み込んだ場合  ※左側が下り方の1号車★
【現在の8両固定編成】
クハ3965+デハ3915+デハ3815+サハ3865+サハ3765+デハ3715+デハ3615+クハ3665
【10両固定編成化改造】
クハ3496+デハ3446+サハ3396+デハ3346+デハ3246+サハ3296+サハ3196+デハ3146+デハ3046+クハ3096
【改番前後の車番】
クハ3965→クハ3496    デハ3915→デハ3346    デハ3815→デハ3246    サハ3865→サハ3296
サハ3765→サハ3196    デハ3715→デハ3146    デハ3615→デハ3046    クハ3665→クハ3096

【設備面】
▲工事が進む代々木八幡(OH04:写真は車内より撮影)。双方のホームも列車とホームのあいだに隙間が大きくできるため、ホームの延伸を兼ねて島式への変更のための工事を行っている。

設備面では小田原線の東北沢(OH06)~梅ヶ丘(OH09)間の複々線化工事の推進のほか、今年度は緩行線トンネルの完成に伴い、世田谷代田(OH08)の新たな駅ホームの設置や線路・信号機などの設置を推進するほか、各駅停車の10両編成化を進めるために代々木八幡における島式ホームへの構築工事やコンコースの設置工事を行います(現在の同駅では方面別に改札が分断された形となっている)。また登戸(OH18)における上り方の出口専用改札の新設や1番ホームの工事、鶴巻温泉(OH37)におけるペデストリアンデッキの整備などの改良工事を実施します。また終着駅の新宿(OH01)、小田原(OH47)、藤沢(OE13)、片瀬江ノ島(OE16)、唐木田(OT07)の各駅で終端部の車止め付近に車両が停車しない部分に固定柵を設置します。

2017年4月27日

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2017.04.27 3000形3263Fが試運転実施~

4月27日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは下りを本厚木(OH34)にて(各駅停車は省略)。

4000形4065F。1217レ(平日E63運用)。この編成は順当に運用が流れたものの、昨日26日は運用終了後に海老名検車区に戻っていたようでした。海老名検車区からの臨時回送で折り返し1034レから運用に入りました。

3000形3263F。この編成は車輪検査実施後の試運転でした。サハ3363とクハ3263の車輪が新品になっていましたので、相模大野(OH28)から伊勢原(OH36)での往復となっています。

4000形4053F。3015レ(平日E62運用)。続いては上りを伊勢原にて(試運転を除く)。

伊勢原1番ホームの中央に停車していた3000形3263F。近く営業運転に復帰しそうですね。

3000形3092F。1228レ(平日E30運用)。

1000形1095F(元1056F+元1256F)。3030レ(平日E37運用)。

ロマンスカー『LSE』7000形7004F。0790レ(平日N31運用)。ロマンスカーの最古参形式をカメラに収めて終了としました。

小田急電鉄では『PASMO』10周年を記念して5月10日から6月30日まで4000形最新鋭の4066Fにヘッドマークを掲出するようです。4000形のヘッドマーク掲出は約6年ぶりなので見てみたいです。

2017年4月26日

東日本旅客鉄道武蔵野線でちょっとした珍事が・・・

4月26日、個人的私用で東日本旅客鉄道南武線・武蔵野線を利用した時の出来事です。

E233系8000番台横ナハN20編成。639F列車(平日39F運用)。これに乗って府中本町(JN-20, JM-35)へ。実はこの1本前の655F列車(平日55F運用)がまさかのヘッドマーク車の横ナハN1編成でした・・・。

今度は南武線ホームから武蔵野線ホームに移動して撮影。現在では中央・総武線の主力車両であるE231系0番台の転属先候補のひとつとされており、武蔵野線の主力車両である205系0番台・5000番台は置き換えられることが予想されますので、いい記録になりそうです。

205系5000番台千ケヨM2編成。737E列車(平日37E運用)。

205系5000番台千ケヨM22編成。739E列車(平日39E運用)。千ケヨM2編成の次は千ケヨM22編成という、『ぞろ目の2』が続きました(笑)。
205系5000番台千ケヨM19編成。781E列車(平日81E運用)。よく見てみると、1号車クハ205-59の前面部が行先の『東京』表示ではなくまさかの『武蔵野線』表示でした。しかも5号車サハ205-118の側面部の幕表示もまさかの『武蔵野線』でした。なんとも面白い1枚が撮れました。

205系5000番台千ケヨM8編成。2621M列車。久しぶりに『むさしの号』を撮ったところで撮影を切り上げました。北朝霞(JM-28)を出ると大宮(JU-07)まで止まらないため、西浦和(JM-27)から先へ向かう際には注意が必要ですね。

一方の南武線側では621F列車(平日21F運用)で珍車のE233系8500番台横ナハN36編成を目撃しました。ヘッドマーク車と目撃した珍車はともに午前中で中原電車区に入庫する運用でしたので日中時間帯は見られず残念・・・。

本日の小田急電鉄小田原線撮影 ~2017.04.26 フルカラーLED式の2000形2059Fについに出会う~

本日4月26日は小田急電鉄小田原線を撮影。まずは午前の分を伊勢原(OH36)にて。

4000形4064F。1005レ(平日C18運用)。4000形といえば最新鋭の4066Fが人身事故前の24日朝に平日C11運用(4200レ1009レ3000レ)に充当されている様子を目撃しました。最新鋭の編成が地上運用ながらもC運用に入るのは珍しいです。

1000形1096F(元1052F+元1252F)。1010レ(平日E15運用)。なんと1096Fに乗ることができました。ここでの撮影は終了ですが、午後の分は海老名(OH32)にて。

2000形2059F。6597レ(平日B14運用)。ロイヤルブルー帯を維持しながらも種別行先案内表示器がフルカラーLED式となった2059Fに遭遇し、ついに撮ることができました。いまだに違和感が・・・。ちなみに同じくフルカラーLED式の2058Fは6596レ(平日B34運用)で確認しました(私はこのとき最初に撮影していた4000形4064Fの3023レ[平日C18運用]に乗っていました)。

小田急電鉄4000形4066Fに“PASMO”10周年のヘッドマークを掲出へ

2017年3月18日に鉄道・バスの乗車やお買い物の支払いなどで利用できるICカード『PASMO』が2007年に登場してちょうど10周年を迎えたことから、4月29日よりPASMO加盟事業者である関東の鉄道各社(小田急電鉄、箱根登山鉄道、東京地下鉄など)で『PASMO』の10周年限定キャラクターのヘッドマーク車の特別列車を運転することが発表されました。
▲写真はPASMO加盟事業者のひとつである小田急電鉄。3000形の貸切広告車の2編成(3095F・3665F)ではなく最新鋭の4000形4066Fにヘッドマークが掲出される。4000形へのヘッドマーク掲出は2011年6月ころに4058Fと4061F(いずれも2009年度増備車)に掲出された『花と寺社めぐりスタンプラリー』以来で実に約6年ぶりとなる

そのうち私の地元路線の小田急電鉄では5月10日から最新鋭の4000形4066Fに掲出されることがPASMOの公式HPにて発表されました。ちなみに子会社の箱根登山鉄道では2編成~3編成ほど、江ノ島電鉄では500形502F(502+552の編成)に掲出され、こちらは4月29日から掲出開始となり、両社とも6月30日まで掲出されるようです。私が利用する小田急電鉄でヘッドマークが掲出される4000形4066Fは東京地下鉄千代田線に直通できないため、小田原線・江ノ島線(一部は多摩線)での運用(すなわち10両編成のE運用やC運用の一部)に限定されます。そのため探すのは不可能ではなさそうですね。

2017年4月25日

西武鉄道新宿線・池袋線でヘッドマーク車・ラッピング車や新型車両など出会いが続々

昨日4月24日のこと。個人的私用で西武鉄道に乗車していた私。そのときの大変充実した収穫や出会いがありました。長いですが最後までご覧ください。まずいきなり新宿線で始まります。

10000系10104F。103レ(特急『小江戸103号』)。まずは西武新宿(SS-01)にて。新宿線の10000系で『プラチナ・エクスプレス』の川越バージョンのラッピング編成を偶然見かけました。

20000系20102F。2613レ。私はこの列車に乗って所沢(SS-22, SI-17)へ移動していました。


20000系20106F。2101レ。平日朝ラッシュ時間帯の珍しい行先『急行  田無(SS-17)』を初めて撮りました。今度は新宿線と池袋線が交わる所沢にて。

30000系38110F。5210レ

9000系9106F。2114レ。9000系のエコマークなしの姿にもだいぶ慣れてきました。

2000系2465F+2063F。4301レ。『回送』表示ではありますが、下りの所沢止まりの準急です。ここでは下りの4番ホームに進入する列車を中心に撮影。新型車両40000系がお目当てです。

2000系2063Fと30000系30103Fの4208レとの並び。平日朝の通勤通学の時間帯だと並びを撮るのも楽しくなりそう。

6000系6104F。4851レ(平日02M運用)。なんと走行機器が三菱電機製SiC素子に更新されたうちの1編成である6104Fに遭遇。

2000系2091F+2461F。3112レ。平日の朝夕のみとなった池袋(SI-01)発着の『快速』。

6000系6104Fとうまく並びました。池袋線の2000系は唯一3色LED式であった2097Fが引退し、幕車またはフルカラーLED式の同系列のみが運用されていますね。

一方の新宿線側では10000系10112Fの112レ(特急『小江戸112号』)に出会いました。この編成のみ愛称行先案内表示器がLED式でかつVVVFインバータ制御となっています。

10000系10111F。14レ(特急『ちちぶ14号』)。朝の時間帯は『ちちぶ』のほかに飯能(SI-26)始発の『むさし』が運転されていますね。『むさし』は通勤特急の役割があります。

2000系2073F。本来ならば5205レで小手指(SI-19)行きなのですが、なんと西武秩父(SI-36)行きに行先延長されていますね。初めて撮りました。

ちょうど西武秩父行きの2073Fと東京地下鉄10000系10135Fの4852レ(平日83S運用)と並びました。

2000系2083F+2453F。2801レ
10000系10103F。7レ(特急『ちちぶ7号』)。今度は『プラチナ・エクスプレス』の秩父バージョンのラッピング編成を見かけました。

30000系38104F+32102F。2116レ。この編成は前面部の『SEIBU』ロゴが消えていますね。

30000系38118F。5613レ。少し到着が遅れていたものの、新宿線側で30000系のラストナンバーを目撃。

2000系2063F+2465F。4112レ。所沢止まりの4301レの折り返しでしょうか。

40000系40101F。6451レ(平日50M運用)。ここでのお目当てである、新型車両40000系を撮ることができました。ここでの構図の撮影は実にこの編成の試運転以来です。

40000系をしばし観察。この編成は小手指車両基地を出庫して所沢まで回送され、通勤通学向けの『S-TRAIN102号』(502レ:平日52M運用)で東京地下鉄有楽町線の豊洲(Y-22)まで運用されたあとの折り返しがこの6451レとなり、小手指車両基地に一度入庫となるわけです。

40000系は一度試運転で撮影していますが、営業列車で撮ったのは今回が初めてです。

ちょうど入ってきた東京急行電鉄5000・5050系4000番台4107Fの3712レ(平日55K運用)と並びました。この並びは土曜休日では東横線や東京地下鉄副都心線でも見ることができます。

10000系10102F。16レ(特急『むさし16号』)。『むさし』は初めて撮影しました。『ちちぶ』と異なり飯能発着となっています。

2000系2047F+2545F。2619レ。新宿線では旧2000系の廃車が進んでいるものの、主力車両であることには変わりありません。ただ40000系がさらに増備されるとどうなるのか・・・。

所沢での観察を終えて続いては2000系2459F+2065Fの4614レで東村山(SS-21, SK-05)へ。

10000系10104F。114レ(特急『小江戸114号』)。折り返しの10104Fを撮影。

30000系30101F。2805レ。普段は池袋線で運用されている30101Fが珍しく新宿線で運用されていました。しかも南入曽車両基地に入庫する『急行  新所沢(SS-24)』でこの種別行先の組み合わせは初めて撮りました。広告ステッカーがなくなっており、貸切広告車として運用されていたようです。

2000系2055F。5615レ

30000系38102F。5606レ。これを撮ったあと今度は2000系2509F+2053Fの4609レで所沢へ戻りました。

6000系6151F。4580レ(平日02M運用)。下りでは6104Fであった平日02M運用が折り返しでは6151Fに交代。

10000系10105F。105レ(特急『小江戸』105号)。普段は池袋線で運用されている『レッドアロークラシック』の10105Fをなんと新宿線で撮ることができました。『小江戸』表示の10105Fに違和感が・・・。

10105Fは小手指車両基地所属のため何らかの理由で南入曽車両基地に貸し出されているものと思われます。まだまだ見れる可能性はあるかもしれません。私は久しぶりに所沢駅周辺を少し散策したのち、再びホームへ。今度は下りホームから池袋線上りを撮影。

東京地下鉄10000系10123F。6514レ(平日55S運用)。

30000系38104F+32102F。4104レ

9000系9108F。2130レ。2代目『L-train』がきました。

30000系38110F。5304レ。38104Fと38110Fはいずれも2度目の撮影でした。

40000系40102F。2129レ。なんと40000系の2番目の編成が来ました。せっかく40000系が来たのですかさず乗車。

最初に乗ったのは録音を兼ねてモハ40902。東芝製IGBT素子VVVFインバータ制御がより静かに感じました。ドアエンジンは30000系10両固定編成と同じタイプのものでした。

40000系では4000系以来となる半自動ドアスイッチが設置されました。夏場や冬場の始発駅などで使うのでしょうか。形状はほぼ東日本旅客鉄道E233系0番台(八トタ)・3000番台(横コツ・宮ヤマ)と同じですね。

転換クロスシート。『S-TRAIN』ではクロスシートとなる以外はロングシートとなります。ちなみに40101Fで撮影した6451レ(平日50M運用)ではロングシートだったので『S-TRAIN102号』からの折り返しではロングシートとなるようですね。

車内LCD旅客案内表示器。以前の試運転で撮影したように、2画面が一体化されたかのような感じですが、広告用と次駅案内用にちゃんと分けられています。

車椅子兼ベビーカースペース。各車両に設置されていますが、そこの部分にはなぜか側窓がありません(一見すると便所があるのかと思ってしまいそうですが・・・)。

この転換クロスシートの裏にはコンセントが隠れています。このようなロングシートの状態ではコンセントは利用できませんが、クロスシートとなった時には使えるのでとても便利ですよね。

40000系では広告用の液晶画面も配置されています。

10号車のクハ40001・クハ40002には『パートナーゾーン』と呼ばれるスペースがあります。子どものために窓が大きくなっているほか、軽く腰掛けられる座席が2人掛けで2つあります。しかもホワイトのスタンションポールもあります。

つり革はパートナーゾーンが白色、優先席付近が黄色であるほかは青色となっていました。

こちらは40000系の運転台。小手指で停車中に撮影。グラスコックピットとなっているようです。

東京地下鉄10000系10107F。1701レ(平日25S運用)。実はこの『Fライナー』が遅延していた理由は東横線渋谷(TY-01, F-16)でホームドア点検をしていたためでした。このため40102Fの2129レはこの時に限って小手指で遅延運転していた1701レを待避していたのです。

側面部の種別行先案内表示器。表示が切れやすいので撮影の際には細心の注意が必要かもしれません。

車内には『S-TRAIN』向けに網棚のところに座席番号が。

車端部にはプラズマクラスターが設置されていますね。西武鉄道の通勤形電車では初めてだそう。

車内はご覧の通り。一般列車で運用されていたので座席はクロスシートではなくロングシート(3人掛け・6人掛け)となっています。ちょうど右手には小手指車両基地が見えますね。

9000系9103Fの『RED LUCKY TRAIN』(写真奥)は今朝から動いておらず、夕方から運用されたようです。

車内LCD旅客案内表示器を眺めていたら、ちょうど秩父市にある羊山公園の芝桜開花の時期にあたるためか、4月22日から5月7日まで臨時列車を増発とあり(モニターの10000系は現在新宿線に貸し出されているレッドアロークラシックの10105F)、所沢08:51発の5205レが行先延長された理由がやっと分かりました。この芝桜の時期に合わせたものだったのですね。

4号車サハ40402に設置されたトイレです。西武秩父と横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街(MM06)を『S-TRAIN』で乗り通すなど行楽の際には便利ですね。

さらにはベビー向けのおむつ台が設置されていました。ベビーを連れて旅行する際などにはすごく便利です。

ようやく飯能寄りの1号車に移動。クハ40102です。西武鉄道向けの鉄道車両が川崎重工業で製造されるのはなんと約90年ぶりだそうで・・・。

1号車(女性専用車に該当する場所)はパートナーゾーンではなく、通常の転換クロスシートと車椅子兼ベビーカースペースがある程度でした。しかし車椅子兼ベビーカースペースが普段よりも広くとられており、その隣の座席は転換クロスシートがひとつだけ(2人掛け)となっています。

座席仕切りはかなり独特な形状ですね。桜のイラストがあしらわれていました。

所沢から約30分弱(ただし小手指での待避ありでしたが)、終点の飯能に到着。小手指車両基地に入庫するための回送となるようです。回送の発車まで再びじっくり観察。

飯能にたたずむ40000系。土曜休日では『S-TRAIN』で西武秩父まで入線します。

4000系4011F。5027レ。4000系を久しぶりに撮影。4009Fは改造でレストラン向けの『52席の至福』となりました。ちなみに4011Fを撮影した際には小手指寄りに4023Fが連結されていましたが、回送表示で切り離しとなりました。

今後も40000系は増備が予想されますが、オールロングシートの編成が出てくる時には池袋線だけでなく新宿線でも見られる可能性がありそうです。

車外スピーカー。乗降促進放送や半自動ドアスイッチ扱い時の放送を流すことができます。

思えば飯能にやってきたのは数年ぶりかも・・・。

40000系を所沢から飯能までの片道で楽しんだ私は30000系38112F+32106F(写真右側)の4110レでとんぼ返り。所沢ではちょうど4305レの9000系9108Fと並びました。

この系列の桃色塗装(池袋線では『PASMO』10周年のヘッドマーク車当該となる編成)の9101Fには会えませんでしたが、これだけでもかなりいい出会いをしています。

10000系10111F。24レ(特急『ちちぶ24号』)。

6000系6155F。6520レ(平日16M運用)。

9000系9108Fとの並びを撮って続いては新宿線の花小金井(SS-18)へ向かうのですが・・・、

2000系2065Fの5624レと20000系20104Fの2639レの並びを撮りました。しかも20104Fにはヘッドマークがついていますね。この折り返しを狙いたいと思います。

隣の東村山では普段池袋線で運用されている30000系38116Fに5821レで遭遇。びっくりしました。

小平(SS-19)で拝島線の拝島(SS-36)からやって来た20000系20108Fの2336レで先回りすることにしました。花小金井で昼食を軽くとってからホームへ。

2000系2001F+2407F。2648レ。いきなり廃車が進む旧型タイプの2000系に出会いました。

10000系10112F。122レ(特急『小江戸』22号)。花小金井の上りのポイントは気に入っています。

2000系2003F+2417F。2338レ。旧型の2000系が連続でびっくり。しかしこの編成は花小金井でしばらく停車。実はこのとき田無~西武柳沢(SS-16)間で線路内人立入があり、一時的にストップしていました。これにより新宿線・拝島線で遅延が発生。

30000系38113F。5620レ

20000系20102F。2650レ。私が今朝乗った編成です。

このとき隣に停車していた2325レの2000系2047F+2545Fの行先に注目。『急行  玉川上水(SS-33)』(本来は拝島行き)となっています。この組み合わせは平日では西武新宿08:09発の2251レでのみ定期的に見ることができますが、まさか日中時間帯に見るとは・・・。

行先表示のアップ。進入時は『拝島』だった行先が『玉川上水』になろうとは思っていませんでした。

2047FのフルカラーLED式表示器の側面部はなぜか『急行  玉川上水』ではなく『急行』オンリー。かなり珍しいものを撮った気がします。

2000系2419F+2007F。2340レ。こちらも旧2000系ですが、後ろの2007Fに注目。


2007Fは『西武鉄道×台湾鉄路管理局』のラッピング車となっていました。まさか見れるとは思っていませんでした。

2000系2521F+2541F。5622レ

20000系20102F。2652レ。遅延していたものの、無事にヘッドマーク車の折り返しを撮ることができました。

ヘッドマークは『西武新宿ペペ』と『新宿プリンスホテル』の40周年記念のものでした。

今度は20000系20108Fの2647レで小平へ行き、2000系2095Fの5463レで萩山(SS-30, ST-04)へ。萩山は初めてです。

新101系261F。6444レ。私は初めて多摩湖線に初めて乗車して国分寺(ST-01, SK-01)へ。
折り返しは6445レ。この編成は2016年8月に武蔵大和(ST-06)~西武遊園地(ST-07, SY-01)間で脱線事故に巻き込まれた編成でした。まさかその当該車両に乗っていたとは・・・。

西武鉄道はいろいろ楽しむことができました。奇跡的な出会いをした編成もいれば、事故に巻き込まれた編成もいたりと様々です。今後新宿線を中心にお世話になるかもしれないので、楽しみです。