2017年6月24日

東日本旅客鉄道E501系・E531系5両編成使用の普通列車を651系0番台4両編成に変更へ

東日本旅客鉄道水戸支社が2017年6月現在、常磐線で使用されているE501系・E531系5両編成(いずれも水カツ)による一部の普通列車について、7月22日よりいわき~竜田間の2往復に限り、651系0番台4両編成で運転されることが発表されました。651系0番台を普通列車運用に投入するのは珍しいですね。
▲かつては常磐線特急『スーパーひたち』『フレッシュひたち』で活躍した651系0番台、いわき以北で普通列車として運用されることになった。0番台の付属4両編成が運用に入るのは珍しく常磐線での運用はかつての『スーパーひたち1号』(1M列車)以来、約6年ぶりのことである。

651系0番台4両編成を使用する普通列車は現行ダイヤで下りは671M列車679M列車(いずれもいわき発竜田行き)、上りは670M列車678M列車(いずれも竜田発いわき行き)に相当するスジの2往復で運用されます。ちなみに現行の671M列車は水戸始発(07:18発)で、いわきをまたいで運転される列車ですが、7月22日からはいわきで分断され、同駅で乗り継ぎが必要になりますのでご注意ください。なお勝田車両センターに残っている651系0番台は現時点で7両編成の水カツK102編成、水カツK103編成、水カツK105編成、4両編成の水カツK201編成、水カツK205編成、水カツK207編成の7両3編成・4両3編成の33両が在籍しており、付属編成のうち水カツK202編成、水カツK203編成、水カツK204編成の4両3編成(12両)が廃車となっているほか、それ以外の編成は高崎線特急『草津』『あかぎ』『スワローあかぎ』に転用し直流区間のみの運用となることから交流機器を停止して1000番台に改造されました(1000番台のうち4両1編成は東海道線の快速『IZU CRAILE』に改造された)。

【651系0番台使用の普通列車】
い0922→竜0957
い1037←竜1003
い1442→竜1516
い1558←竜1524

私にとって『特急形車両を使用した普通列車』というと、上野東京ライン開業前の2013年3月まで設定されていた東海道線の521M列車(東京[JT-01]07:24発、伊東線に直通する伊東行き)を思い出します。これは東海道線特急『踊り子』の送り込みを兼ねたもので185系0番台・200番台で運転されました。平日と土曜日は7両編成と5両編成(B編成+C編成)の12両編成(ただし熱海で5両編成を切り離し)、日曜日と祝日は10両編成(A編成)による充当でした。2017年現在、特急形車両を使用する普通列車は関東圏ではE257系500番台(千マリ)の外房線特急『わかしお』の一部区間(勝浦~安房鴨川間)だけですし・・・。